私は人前で話す事を仕事にしているが、どうしても早口になってしまう。
意図的に遅く話したり、間を置いたりしてみたが何かしっくりこない。


我が国で行われた実験では、話すスピードが遅い話し手は「信頼できる、落ち着きがある人」とみなされ、話すスピードが速い話し手は「激しい、素早い、活動的、積極的、強い人物」とみなされたが、説得力に欠けることが分かった。


アメリカで行われた研究では日本とは逆に、話すスピードが速い人ほど「知的で、知識があり、客観的な人物」とみなされ、話すスピードが遅い人は「信憑性にか欠け、説得力がなく、受動的な人物」とみなされた。


日米の文化の違いはトップリーダーの話し方にも表れている。オバマ大統領は早口で流暢に話すが鳩山首相はゆっくりと話す。
その為、オバマ大統領から見れば鳩山首相の話は説得力がなく、信憑性に欠けると感じているかもしれない。
鳩山首相はオバマ大統領と話す時は話すスピードを変えた方がいいのかもしれない。