昔住宅営業をしていた頃、お客様の断り文句で『宝くじに当たったら・・・』という言葉をよく聞かされた。
家を手に入れる為に宝くじを買い続けている訳でもないだろうが、笑えないジョークのつもりだろうと思っていた。


しかし、日本人はギャンブル好きである。
日本人は年間約80兆円を娯楽に費やしているが、そのうちギャンブルには30兆円を使っている。
パチンコ人口は2,170万人、競馬は1,090万人、競輪は130万人、競艇は110万人、オートレースは30万人、全部足すと3,530万人。
それに宝くじの4,500万人とサッカーくじの540万人を加えると延べ8,570万人がギャンブルに興じている。日本人の7割に相当する。


ギャンブルと言えはラスベガスのカジノをイメージする。
日本人がギャンブルに注ぎ込む30兆円はアメリカのカジノの掛け金に匹敵する。
アメリカの人口が日本の2倍以上だから、日本人がいかにギャンブル好きかが分かる。
『宝くじが当たったら・・・』は実は本音だったのかもしれない。