体重60kgの成人男性は40リットルの水分を体内に持っている。一升瓶では約22本。
体重の2/3は水分である。ほぼ水と呼べなくもない。


地球も又水の惑星と呼ばれている。
地球の表面の70%が海だからである。海の平均海抜は富士山の高さと同じ約3800m、地球の表面のデコボコを平にして全体を海で覆うと深さは2600mになる。
地球がりんごの大きさだとすると2600mの海の厚みはたったサランラップ2枚分。
水の惑星と言うほどでもない。


地球に存在する水の97.5%は海水である。残り2.5%の淡水の内1.7%は南極などの氷で、まともに使える真水は1%にも満たない。
国によっては、何時間もかけてその日に使う水を汲みに行かなければならない人もいる。
なのに日本では、飲み水と同じ水をトイレの水洗に使っている。
従来の便器は一回の排水で13リットルもの水を下水に流していた。
最近の便器はその半分以下の水で流せるようになったようだ。
石油も大事だが、水も同様に大事にしないといけない。