最近はテレビの旅番組でしか見れなくなった囲炉裏は私の憧れである。
今の家は気密性が良い為、室内に囲炉裏を作るのは難しいので、いつか庭のデッキにでも作りたいと思っている。


囲炉裏は昔の日本人の生活には欠かせない物だった。
当初囲炉裏は四方の一辺が土間に面していた。土間が炊事の場所だった為だ。
その後部屋の真ん中に移したのは、四方を使えるようにしたかったのだろう。
キッチンである囲炉裏がダイニングに変わって行った。


囲炉裏の上には、火よけのたなを吊り、そこに物を置いて乾かしていた。
そこには、魚や肉をぶら下げて燻製も作っていた。保存食としての燻製の技術も決して西洋から入った訳でもない。


今でもカセットコンロを使ってテーブルで鍋やすき焼きを食べるのは、囲炉裏の名残りだと思う。
日本人にはきっとみんな囲炉裏に対する懐古の気持ちがあると思う。