日本の道路は左側通行である。
外国では殆どの国が右側通行である。


昔武士は左の腰に刀をさしていた。ピストルは右にさすが、長さのある刀を抜くには左にさすのが抜きやすい。
西洋のサーベルは真っすぐなのでタテにぶら下げる。
刀は反っているのでタテにはぶら下げられず、左の腰に下げることになる。
刀の鐺(こじり)が後ろに出ているので、右側を歩いてしまうとお互いの鐺がぶつかってしまう。刀は武士の命だから、そうなったら刀を抜く羽目になってしまう。
それではいくつ命があっても足りない。だから左側を歩くようになった。


節分が終わり、ひな祭りの準備が急がれる。
昔、御内裏様とお雛様をどちらに置くかで悩んだ。普通左が上座だが、どっちから見て左なのかという問題である。天皇はこっちを向いている。天皇から見ると左右が逆だ。
京都の街には左京と右京とがあり、東半分が右京かと思えば逆で左京である。
なぜなら、天皇が南を向いているからそうなってしまう。
それより、早く出して飾らないと・・・。