東京都江戸川区で七歳の長男を『ご飯を食べるのが遅い』という理由で暴行して死亡させた夫婦が逮捕された。
『しつけとしてやった』と供述している。
児童虐待のニュースが後を絶たない。


スペインでは、2007年12月に親と子供の関係についての民法が改正され、『親権は常に子の利益のために行使し、子供の身体的・精神的保全を尊重しつつ行われる。』と親が子に対していかなる身体的暴力も禁止している。
スペインでは、『しつけとしてにやった』は通用しない。


日本では、そんな法改正の議論が上がらないのはなぜだろうか?
日本人の多くの親が子供に対して身体的苦痛を与えることで、躾の効果があると思っているからだろう。しかし、暴力をふるう親を尊敬する子供がいるとは思えない。
親から暴力を受けて育てられた子は、同じように自分の子にも暴力をふるい連鎖が続く。


スペインの法律は当然旅行者にも適用される。日常的に子供に暴力をふるう親を内緒でスペイン旅行に招待するのはどうだろうか?