昨日朝福岡を経ち大分について11時半から3回のセミナーを行った。
夜は大分駅前のホテルにチェックインして、街に散策に出かけた。
通常駅の周辺には飲食店街が連なるのが普通だと思っていたが、以外にも呑み屋の数が少ない。
少ないお店の中から歴史のありそうな雰囲気の店を選び入ると、カウンターに6~7席の椅子と畳みコーナーに四人掛けの座卓が二つと狭いお店だった。
お客は男性が一人カウンターで呑んでいるだけ、そして私。


カウンターの中にはご主人と娘と母親の三人。お客さんより人数で勝っていた。
カウンターに座って生ビールとおでんを注文して食べ始めるが、シーンとして会話がない。常連の男性客と私の注文の声だけで世間話が一切ない。
壁に当店自慢の「地鶏のもも焼き」と書いた紙を見つけて注文すると、骨付きのもも肉とキッチンバサミを持ってきた。「ハサミはそっちで入れて来てよ」と心の中で突っ込みながら自分でハサミを入れた。


話し相手が欲しくて家内にメールすると、家内も姉夫婦と居酒屋で呑んでるらしく、大分出身の義兄のアドバイスで鶏天を食べて見るようにとのこと。
既に取り軟骨の空揚げも食べていたので、鶏天でほぼ鶏一匹食べた感じでお腹一杯になってホテルに帰った。
少し寂しい大分の夜だった。