厚生労働省の推計によると、老人性痴呆症は現在で160万人、2035年には337万人に膨れ上がると予測している。


毎日新聞が20歳以上の男女を対象に行った世論調査では、「今、一番恐ろしい病気」は「がん」に続いて「ぼけ(老人性痴呆症)」が2番目に挙がっている。


日本では、痴呆症のお年寄りの4分の3が在宅で介護を受けており、主たる介護者の70%近くが身体的に負担があると答えている。
ぼけ予防協会が行った調査では、主たる介護者の42%が睡眠不足、36%が腰や背中の痛み、34%が体のだるさを訴えており、42%が病気にかかっている答えている。


昨日、女優の南田洋子さんがくも膜下出血で亡くなった。4年前に認知症を患い、ご主人の長門裕之さんの在宅介護の様子がテレビで放映されていた。
老老介護の実態が映し出された。
高齢化社会と呼ばれて久しいが、しっかりとした対策が急がれる。