高血圧の環境因子として食塩、運動不足、肥満、ストレスなどがあげられるが、重要なのは塩分である。高血圧ひいては冠動脈硬化症(虚血性心疾患)、脳卒中をもたらす動脈硬化の予防にはこの減塩が大切である。
塩分の量は高血圧の方では重症度にもよるが1日6~8g以下が望ましい。高血圧のない方でも10g以下が理想的。


実は私は高血圧の持病があり、減塩と減量が課題である。
しかし、お酒が大好物で、お酒の肴には塩辛いものが最高である。
お酒を飲まない時もバタピーが離せない。


ところで、海の塩分濃度は平均で3.5%。太平洋やインド洋で暖められた海水(表層水)は北上して北極近くで塩分濃度が高い表層水が冷やされて重くなり沈みこんで深層水になる。そして大西洋を南下しふたたび太平洋やインド洋に戻っていく。この海洋大循環は約2000年の時間をかけて地球を旅している。今グリーンランドの氷床が解けて流れ出る淡水で塩分が薄まり深層水になるスピードが遅くなっているようだ。
私の体と同様に地球も塩分濃度を保つことが健康の秘訣らしい。