亀井静香金融相が提唱している中小企業向け融資や個人向け住宅ローンを3年程度猶予する「モラトリアム法案」について鳩山由紀夫首相は「連立与党でモラトリアムまで合意しているわけではない」と反対する姿勢を示した。


亀井金融相の主張は弱者救済を訴えて国民の支持を得ようとするパフォーマンスに見えて仕方がない。
郵政の西川社長の更迭に拘って総務相を辞職した鳩山邦夫元大臣のやり方とダブって見えてしまうのはなぜだろうか?


私も中小企業経営者の端くれだが、モラトリアム法案の成立を望んではいない。
亀井金融相は法案成立の理由を銀行の貸渋りのせいにしているが、逆に貸渋りがひどくなるような気がする。
そうなれば、中小企業にとっては致命的である。


鳩山首相の今回の発言には救われた気がする。最後まで友愛の精神を貫いてほしい。