衆院選で大勝した民主党の新政権鳩山内閣が動き出した。
マニュフェストの実現に向けて具体的な動きが始まった。


原口総務相は国の地方出先機関の原則廃止、直轄事業負担金の廃止、西川郵政社長の辞任要求。
前原国交相は八ッ場ダム、川辺川ダム建設中止、高速道路一部無料化。
長妻厚労相は天下りの凍結、後期高齢者医療制度の廃止。
岡田外相は日米両国間の核密約の調査を大臣命令で指示した。
長年の自民党政権下で好き勝手にしてきた官僚に対し、新閣僚が先制攻撃を行った。


特に、印象に残るのは各大臣の引き継ぎのシーンだ。
通常各省庁の玄関ホールに出迎えた官僚が新大臣を拍手で迎えるのが普通だが、厚労省だけは長妻新大臣に対し拍手の一つもなかった。人気の舛添前大臣を国会で追求してきた張本人だけに舛添さんの前での拍手は憚られたのだろうが、感じが悪い。
原口総務相においては、夜のテレビ番組で引き継ぎに行っても書類が置いてあっただけで引き継ぎの相手もいなかったそうだ。
これから霞が関の抵抗もあるだろうが、マニュフェスト実現の応援をしたい。