オバマ米大統領の自宅のドアが開かずカギをこじ開けて入ろうとしていた黒人のゲーツ・ハーバード大学教授を逮捕したグローリー巡査部長の行動を"愚か"と評した発言で議論が過熱している。


非白人に対する警察の対応への批判と正当な職務遂行だったとする警察側の意見が対立している中で、非白人であるオバマ大統領の発言は警察側の反感を買ってしまった。


ゲーツ教授は、自宅のカギをこじ開けようとして通行人に通報され、駆け付けたクローリー巡査部長に自宅の記載の無い身分証明書を提示して、同巡査の対応を人種差別と叫び続けた為、逮捕された。
警察の対応としてしては決して間違ってはいないが、事件はデリケートな人種問題に起因している。


オバマ大統領は会見で、自らの発言が不適切であったことを認め謝罪した。ここまでは日本の首相がよくやることだが、オバマ大統領はここからが少し違っていた。
会見当日、自らグローリー巡査部長に電話をして警察を批判する意図がないことを伝えたようだ。
オバマ大統領は逮捕されたゲーツ教授とも友人らしく、グローリー巡査部長を交えて3人でビールを飲むことを提案している
事件の当事者3人がビールを飲んで仲直りをしてしまえば、この騒ぎはおしまいとなる。



人は誰でも失敗をしてしまうが、その後の対処の仕方が大事である。そこでその人間の価値が決まる。