オーストラリア外務貿易省が17日発表した08年の輸出入統計によると、日本が同国の最大の貿易相手国だった。


07年に中国が初めて日本を抜き最大の貿易相手国となったが、08年に日本が抜き返した。


オーストラリアと日本の輸出入総額は対前年比39%増の5兆8千億円。日本への主な輸出品は石炭や鉄鉱石。輸入品では石油製品が増加している。


日本では、石油が石炭に取って代わったが、もの作りの基本となる製鉄所では鉄鉱石を溶かすために良質の石炭が必要とされる。


お隣の国である中国でも石炭は大量に採掘しているが、オーストリア産と比べると不純物が多く、もの作りには使えないらしい。


あまり話題にならないが、資源に恵まれるオーストラリアは日本にとって重要な貿易国である。