日本のエネルギー消費量は世界第4位、しかし自給率はわずか4%。


ウランを輸入している原子力発電を自給率に含めても20%。


1973年のオイルシックで石油価格が3倍に高騰した時、エネルギー自給率が当時12%のベルギーはエネルギー源を他国に依存していることに危険を感じ、原子力発電や再生可能エネルギーへの転換の検討を始めた。


狭い国土での原子力発電の廃棄物処理の危険から、1976年から10年間に渡る原子力発電に対する議論の末、1985年に原子力発電を破棄する法案を可決して、原発の放棄を決めた。


チェルノブイリ原発事故の一年前の決断だった。


現在、ベルギーは風力発電をはじめとした再生可能エネルギーの導入により、2006年現在50.5%までエネルギー自給率を高めている。