約2ヶ月間に渡って鹿児島市内で公演してた木下大サーカスが昨日で幕を閉じた。
我が家の娘を含む約24万人の観客がショーを楽しんだ。
昨日の午後から撤去作業が始まり、次の開催地熊本県へ約100台のトレーラーで移動する。


会場の撤収、移動、設営は10~20日間かけて、昨日まで綺麗な衣装を着て演じていた出演者達が作業着に着替えて行う。
年間5~6ヶ所で公演する為、遊牧民族のような暮らしがずっと続く。


旅は新しい出会いがあって楽しい。
旅行に行くと、旅の終盤になると寂しくなる反面、家に帰る幸せがある。
住み慣れた家が一番心が落ち着く。


彼らにとっては、家(トレーラーハウス)自体が移動するだけで帰る家が無い訳ではない。
常に家族同様の仲間が一緒だ。
しかし、いつかは引退し一ヶ所で暮らす生活が訪れる。
そんな生活に今は憧れているだろうが、きっとすぐに退屈してしまうはずだ。
などと木下大サーカスの団員達のことを考えてしまうが、実は私は見に行ってもいない。