今年米大リーグで活躍している日本人大リーガー13人の年俸を合計すると8,287万ドルになる。日本円では76億2404万円にもなる。
即ち一人当たりでは5億8646万円となり、アメリカンドリームを実現している。
最も年俸が高いイチローは総額の21.7%を占め、1800万ドル(16億5600万円)でさすがである。
しかし、昨年ワールドシリーズのMVPに輝いた松井秀喜選手が日本人大リーガーの平均年俸を下回っている事に納得がいかない。
原因はドジャーズの黒田投手とカブスの福留選手の年俸の高さである。二人とも1,300万ドルとイチローに迫るような金額である。
イチローを含めた3人で13人の合計額の半分以上を貰っている。


日本人大リーガーの先駆者である野茂投手の活躍によって日本人ピッチャーは高く評価されるようになった。
そしてイチローや松井秀喜の活躍で野手も高く評価され、大リーグで実績のない日本人選手に高い年俸が払われるようなった。
現在開幕8連敗の川上投手も667万ドルと松井選手の600万ドルを上回っている。
高い年俸で海を渡った選手達も次の契約更改では大幅に減額されるだろう。
そして日本人選手の大リーグへの流出に歯止めが掛ることになるかも知れない。