日本人の誰もが自分の生まれ年の十二支を知っている。
日本だけでなく、中国やベトナムでも12支の考えは知られていて、驚いたことにハンガリーでも12支が知られているようだ。


しかし、日本のように自分の生まれ年と結び付けて考える人はいないようだ。
ましてやネズミ年だからチョロチョロ動くとか、イノシシ年だから回りが見えないとか言う性格判断は日本で生まれたようだ。


12支は本来、木星が12年で天を一周することから中国古代の天文学で言われるようになった。
毎年木星の位置を示す為に、天を12分割して呼んだ。
12支は時間にも使われた。
昼の中心は正午、その前を午前、その後を午後と呼んだ。
物質の5元素である5行の木、火、土、金、水と12支を組み合わせ、60年で同じ年に戻ってくる。これが還暦である。
ベトナムでは、ウサギはネコ、イノシシはブタ、牛は水牛になるらしい。
私はベトナムだとブタ年生まれになる。まだイノシシの方がいいか?