身長2m、体重145kgと言えば、ボブ・サップかと思うが、実は夢枕獏の「闇狩り師」の主人公九十九乱造の体形である。


中国拳法の使い手で、猫又のシャモンを肩に乗せ、妖物封じを家業とする大男である。
ランドクルーザーに乗り、時にはそのランドクルーザーをビルの屋上に引き上げてしまう程の怪力の持ち主である。そんな八チャメチャなことをするにはその位の体格が必要である。


私は夢枕獏のファンで、多分出版された本の8割以上は呼んでいると自負している。その中で最もお気に入りのヒーローが九十九乱造であり、その九十九乱造が21年ぶりに帰ってきた。


九十九の中国拳法の師匠である真壁雲斉に憧れて、いつかは自宅に囲炉裏を作って、鮎の塩焼きを肴に焼酎を飲むのが夢でもある。


「黄石公の犬」が発売になる。早速、書店に行かないと。
初恋の相手に会うようなドキドキ感と言えば、すこし変だろうか?
兎に角楽しみである。