保険料のしくみ

遅ればせながら、先日の続き『保険料の仕組み』について書きたいと思います。
保険料は、『付加保険料』と『純保険料』で構成されています。
『純保険料』は、どこの保険会社もさほど変わりません。
細かく解説すると、 純保険料は、予定死亡率と予定利率で計算されます。
≪予定死亡率≫
統計上たくさん死亡する人がいれば払わなければいけない保険金が増えるので、
保険料も高くなります。
≪予定利率≫
預かったお金を運用して、利息や配当収入が増えれば、
保険料を安く抑えることができます。
このように、日本全体で考えると、死亡率は、
どこの保険会社で計算しても同じようになりますし、
予定利率も、日本の経済状況が大きく影響してきますので、
大口の運用をしている保険会社の運用成績も似たり寄ったりになります。
やっぱり、保険料の安い高いというのは、生命保険会社の、
付加保険料=費用の部分が大きく関わっているようですね。
では『付加保険料』を解説すると
付加保険料は生命保険会社の事業費(人件費・契約に関する諸費用・事務所の運営費など)となる部分です。
保険の契約者から見た場合、この付加保険料の部分は自分の保険に関連しない支出ということになります。
ということは、多くの外交員を抱えていたり、いくつもビルを持っている、CM等の広告をバンバン流している会社は必然的に会社の事業費は高くなり、その分を保険料に乗っけるしかないのです。
同じ保障内容なのに、保険料が倍近く差が出るワケはこの保険料の仕組みがあるからです。
保険を選ぶ際はこの他にも考慮する点は色々ありますが、まずは基本として知っておくべきことですね。
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