溺れる者は藁をも掴む

溺れた時に藁を掴んでも助かるはずなどないが、
非常に困ってしまってどうにもならなくなったとき、
人は役に立たないものにでもすがって何とか助かろうとするという意味です。

藁にもすがりたい時ってありますよね。

ではそれが藁かそれとも藁の形をした船なのか
その見分け方ってないのでしょうか
私が実践している方法をご紹介します。

私はFPなので例えもFPでします。

あなたが保険の見直しをしたと考えたとします。
そこであなたは2人のFPに相談しました。
2人ともいい人そうで知識もありそうです。

仮にAさんとしましょう。
Aさんに相談したら保険についてくわしく教えてくれました。
この保険は保険料が高い、やこんなケースについては保険金が出ないなどです。

いろいろ話を聞いた後、保険見直しの提案書をくれました。
なかなかよさそうな提案だし、保障も充実しています。
これはなにかあっても大丈夫なような気がします。

その帰りにもう1件、アポイントを入れていたBさんにも相談しました。
Bさんは保険の話をするかと思いきやなぜ保険の見直しを
しようとしたのかと聞いてきました。

当然、家計を楽にしたいからなのでそう答えると話は保険以外の方へ。
実はうちの家計は住宅ローンや自動車ローンや専門学校に通っている
息子の教育ローンなどの支払いがいっぱいあるのです。

お客様は家計を楽にしたいから保険を見直そうとしたのですよね
それならまず家計を楽にしましょう。貯蓄を作りましょう。
そういって保険だけでなく住宅ローン見直しの提案書をくれました。

これなら月に2万円から3万円浮きそうです。
家計を楽にしたいという願いが叶いそうです。
これもいいです。 

でも気になることがあります。
保険の見直しの内容が違うのです。

充実している保障のAさん、保障は公的保障を最大限に利用し
保険料を抑えて他のローンに支払いを回すというBさん。
どちらもいいように思います。

どちらが藁の形をした助け船なのでしょうか。

答えはあなたしかわかりません。
どちらも間違っていないからです。
ただ、わたしは常にBさんを選ぶようにしています。

なぜなら物売りは物を売った瞬間に私を忘れるからです。
わたしは忘れられるのが好きではありません。
専門家の力を借りて幸せになりたいのですから。

今日で6月も終わりです。
後半戦も人との永遠のお付き合いができる出会いが
できるように頑張っていきます。

電話がよく鳴るファイナンシャルプランナー
永野 修

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