仕事の適性とは、「人にどのくらい
   喜んでもらえるか」で考えるべきだ。       
              高橋がなり

先日、HPを見ていただいてお電話をいただいた方と
お会いしていました。
相談内容は『今の保険はこのままでいいのか』でした。

40代後半の会社経営者で輸出企業なので円高の
影響をもろに受けておりコスト削減は至上命題と
なっているようです。

まずは加入している日本の大手保険会社のセールスレディに
相談したようです。現在加入の保険内容の説明を
してもらったようですがそこで始めて気がついたようです。

『こんなに特約っていらないのでは?』
そう思ってたずねてみるともしもの時には必要ですの
一点張り。それ以上に気になったことがありました。

あと3年後にくる保険料が2倍近くにアップするのです。
『保険なんて入っていればよかったのでよく考えなかった』
そう後悔したようですがもう時すでに遅しです。

保険料が2倍になることを防ぐにはどうしたらいいのか
そんな話になったときに見直しましょうと言われたのですが
次のプランもよく見れば不要な特約がいっぱい。

どうしたらいいのかさっぱりわからなく
『独立系FP 熊本』で検索したらわたしのHPがトップに
出てきたので電話してみたとのことです。

保険料を安くするのは簡単です。
しかし実際には保険料アップで提案しました。
なぜでしょうか。

経営者の生命保険はサラリーマンとは少し違う側面があります。
遺族の保障は同じですが、会社の継続をどうするかも
同時に考えないといけないからです。

たとえば息子さんが跡取りで一緒に働いている会社では
借入金と従業員の半年分の給料プラス法人税分を
生命保険で補っておけば跡継ぎの息子さんはすっきりした形で
会社経営のあとをつげます。

会社の借入金を確認したら団体信用保険がついてなく
生命保険も加入していなかったのでそのことを指摘。
そんな話初めて聞いたと驚いていました。

遺族の保障は40歳後半で息子さんも成人しているので
死亡保障より医療・がん保険にシフトしての提案。
社長も考えた末に今は遺族の保険だけで辛抱するということに。

その会話の中で出てきたのは『50歳になってから死亡したときの
保障を減らせば保険料は調節できると言われたらしいのですが
年齢とともに死が現実になってきたときに減らすのは勇気がいるよねということです。

保険を選ぶときに必要なことは『理論的』な考え方と『感情的』な
考え方の2つを理解することです。
いくら頭ではわかっても恐怖や思い込みが強ければできないのです。

もっと早く見直しを考えればよかった。
そういっていましたが未だに気がついていない人の方が
圧倒的に多いので気がついた自分を褒めてみてはといって笑いました。

知らないことで人生に悪影響がでることがあります。
しかしそれ以上に人生誰と出会うか、人選びが何よりも大事です。
わたしも選ばれるFPに慣れるよう精進していきます。


電話がよく鳴る独立系ファイナンシャルプランナー
永野 修

HP http://fpft.jp/ 電話 0120-929-943