南日本新聞の連載小説にはまっている。
会社を早期退職した主人公が再就職をしようとして現実を知らされる話である。
営業畑でずっと生きてきた中高年がいかに崩しが効かないかという身に詰まされる題材だ。


管理職をずっとやっていた人はどうしても上から目線になりがちである。
自分の子供ぐらいの年齢の相手に平身低頭は難しい。
採用する立場で見ると、全く頂けない。


私も49歳で会社を退職した時に、再就職は考えなかった。
新聞の小説の主人公とは違って私は現実が分かっていた。
その為、その現実を敢えて確かめることをせずに自営の道を選んだ。
もし、再就職にトライしてトコトン否定されていたら、自営でやっていく自信もなくなっていただろう。
ただ、もしトライしていたらどうなっていたか気にならなくもない。
やっぱり、私も現実が分ってないのかも知れない。