ロンドン五輪で女子レスリング63kg級の伊調馨がオリンピック三連覇の偉業を達成した。
予選から決勝まで一ピリオドも落とすことなく、圧倒的な強さで危なげなく快挙を達成した。


伊調選手は2003年以降、百五十数回全ての試合で勝ち続けている。
まさに現代版宮元武蔵である。
試合後のインタビューでも勝つだけでなく、勝ち方にも拘りが感じられる。
勝って当たり前という感じがある。


吉田沙保里選手も同じく三連覇が期待されているが、安定感は吉田選手以上にある。
48kg級の小原選手も金メダルを獲得し、浜口選手が間違って金メダルを取ってくれれば、女子レスリングは全階級制覇という大偉業も考えられる。
男子柔道の衰退に比べ、日本女性の強さが目立つオリンピックである。