観光地は基本的には古い建物が並ぶ昔ながらの場所だ。
萩・津和野には若者を始め毎年沢山の観光客が訪れる。
城下町や宿場町として昔栄えた町並みが未だに残っている。


昔の町並みは統一感がある。
どの建物も同じ工法で建てられ、伝統的な技術が生かされている。
調和が取れていて見ていて落ち着く。
だから、安らぎを求めて休みの日に出かけていく。
日本人の心がその安らぎを求めているのだろう。


今の住宅地には統一感が無い。
昔は家を近所の大工さんに頼んで建てていたが、建築家や設計士が現れ自己主張を始めたのが統一感を無くした原因だと建築家自身が自嘲気味に語っていた。
調和が取れていない町並みで育った子供たちは故郷の景色に憧れず、戻ってこなくなる。
そして、心の安らぎを求めて古い町並みの観光地を訪れるだろう。