消防庁のまとめによると、5月30日から7月31日までの2カ月間に熱中症で救急搬送された人は全国で2万4790人に達し、前年同期比14.5%も増加しいてる。
搬送された人のうち61%の1万5091人が軽症で、重傷者は637人で全体の3%だったようだ。


熱中症は最近良く聞くようになったが、昔から病気自体はあったはずだ。
マスコミで連日のように熱中症の話題が取り上げられるようになったせいで、それまでは暑気あたりと言って、涼しいところで暫く休んでおけば直った軽症の人までが救急搬送されるようになった。


以前、会社で救急救命の研修を受けたことがある。
意識不明となった人の気道の確保や心配停止となった人の心臓マッサージ、異物を飲み込んだ人を吐かせるケースなど色々なケースを想定して訓練が行われた。
あれから二十年以上経ったが、今でもその時習ったことを覚えている。
熱中症に関しても地域や学校で初期対処の研修を行うべきだ。
熱中症患者のせいで重病患者の救急搬送が後回しになっているかもしれない。