菅首相の退陣表明により、急きょ民主党と自民党の大連立の動きが出てきた。
両政党にとって菅首相は余程交渉の障害になっていたようだ。


二大政党の勢力が拮抗している時には、国民新党や社民党の様に小さな政党がキャスティング・ボードを握れる。
しかし、二大政党が連立を組んだら、公明党始めその他の弱小政党は存在意義が無くなる。
そうなると少数意見が無視されるようになり、決して好ましくない。


何事にもバランスが必要である。
特に現在の様に日々の変化が激しいご時世では、安定感よりも身軽に対処できるフットワークが求められる。
最近は見なくなったが、やじろべいのように左右のバランスが取れいると安定感があり、揺れても倒れない。


政治の世界でも同様だと思う。
お互いに足を引っ張り合う二大政党では意味がないが、少数意見が反映されずに物事が進んでいくのも心配だ。
何れにしても安心して見ていられなのが今の政治家達だ。