昨夜、仕事から帰った長男は残った荷物を持って24年暮らした家を出ていった。
引越しは先週の木曜日から少しずつ始まっていた。
そして、昨日の夜から娘と三人の生活が始まった。


三人暮らしの始めての朝は、娘を起こる家内の怒声で始まった。
娘は動きが遅い。
特に寝起きはほっとくと固まってしまう。
起きて朝ご飯を食べ始めるまでに30分近く家内との格闘が続く。


娘は来年2月で10歳になる。
まだあと10年は一緒に暮らせそうだ。
長男と二男がいなくなって少し寂しくなったが、娘がいてくれるお陰で特に気にならない。
家内は長男の為に早起きをしなくて済んで清々している位だ。


同年代の人達には子育てが終わり、既に夫婦二人っきりになってしまった人達もいる。
それこそ、ポカンと心に大きな穴があいてしまった感じがするのだろうか?
それても、子育てから開放されて清々しているのだろうか?
いるとうるさいけど、いないと寂しいのが子供である。
親じゃないけど、居なくなってこそ、その有難味がわかるのだろうか。