独立行政法人『物質・材料研究機構』が2008年に発表した数字によると、日本の都市鉱山に存在する金の総量は6千8百トンにのぼり、全世界の埋蔵量の約16%にあたるそうだ。
銀は6万トンで22%。
インジウムは61%。
錫は11%。


日本の都市鉱山には多数の鉱物資源に恵まれている事が判明した。
世界的に質の高い鉱山でも1トン当たり50グラムの金しか取れないのに、携帯電話の廃品1トンからは300グラムも金が採れるらしく、非常に効率が良い。


しかし、都市鉱山には鉛、水銀、カドミウムなどの有毒物質も含まれており、誰にでも採掘を許可する訳にはいかない。
今、タイ、シンガポール、マレーシアなどから大量の廃品携帯電話が日本に運び込まれている。
都市鉱山からの採掘技術では、日本の優秀さが認められているようだ。


チリでは33人の鉱山労働者が地下700メートルから奇跡の生還を果たしたが、日本の都市鉱山労働者はつるはしやスコップも持たずに一日に13キロの金の延べ棒を2本も採掘している。
日本が鉱物資源の輸出国になる日は近い。



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