事業仕分けの会場に必ず登場する人物がいる。
個性的な容姿のロック歌手の内田裕也氏である。
内田裕也氏といえば、奥さんは女優の樹木希林さんである。
キ・キ・キ・リンとキが3つも並ぶ名前で漢字の順番を思い出すのが難しい。


名前同様個性的な女優さんである。
最初は『悠木千穂』と名乗っていたが、テレビのオークションで名前を売ってしまったようで、今は別の女優が二代目『悠木千穂』を名乗っているらしい。
その希林さんも最初から脇役を目指していた訳ではない。


文学座で演技の勉強をして、テレビドラマでデビューした時の共演者が問題だった。
その共演者にとってもデビュー作だったようだが、昨年病気で亡くなった大原麗子さんだ。
同じ作品でデビューした相手が大原麗子さんであれば、当時の希林さんが、いや当時は千穂さんだが、女優として同じ路線で戦う気が失せただろう。
そして、そこから千穂さんは脇役の道を歩き始めた。
時には、手袋で手を隠して10歳も年上の小林亜星の母親の役も演じた。


永い間、脇役として存在感を出し続けて、映画『東京タワー、オカンとボクと、時々オトンで第31回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を手にした。
デビュー作で大原麗子さんに出会わなかったら、全く違う女優さんになったかもしれない。
人との出会いの大事さを知らされる出来事だ。


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