昨日、中日の落合監督がクライマックスシリーズのファイナルステージで巨人を破り、ナインに胴上げされて宙に舞った。
中日は3年ぶり9度目の日本シリーズ進出となる。
落合監督は自身が現役時代三冠王を3回も取って活躍した古巣ロッテと日本シリーズを戦う。


野球の打撃部門の記録で最も栄誉のある記録は三冠王だろう。
打率、打点、本塁打の3つのタイトルを全て獲得するのは難しい。
落合監督の現役時代の代名詞はミスター三冠王(トリプルクラウン)だった。
毎年、三冠王の獲得を目指してシーズンをスタートして、実際に3度獲得している選手は唯一落合選手ただ一人である。


日本球界ではランディー・バースと世界の王さんの二人が2回達成しているが、アメリカ大リーグの長い歴史の中でも三冠王を3度達成した選手はいない。
三冠王の世界記録保持者である。
10年連続3割30本塁打100打点を達成しているカージナルスのアルバート・プホルスは三冠王に最も近い男と言われ続けているが、未だに取れていない。


本塁打のタイトルと打率のタイトルは矛盾する。
本塁打を狙うとスイングが大きくなり、打率は下がる。
現役時代、落合選手はヒット狙いなら4割は打てると豪語していた。
ホームランを狙って打つのではなく、強い打球を打つことでヒットがホームランになる選手が成し遂げられるタイトルなのだろう。
その証拠に落合選手のホームランは王さんと違って、全方向に打っていた為、広角打法と呼ばれていた。


三冠王は一つに偏らず、バランスが取れてこそ取れるタイトルである。
その打撃のプロが目指す野球は投手力の優れたチームである。
落合監督なら、いずれ日本一になるのは当然ともいえる。


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