私が社会人になって少し経った頃に『新人類』という言葉が流行った。
我々より年下の1961年~1970年生まれの人達を『新人類世代』と定義されているらしい。
何を考えているか良く分からず、扱いにくい後輩達のことを諦め気分でそう名付けていた。
真剣に怒っている自分がバカらしくなるので、別の生き物だと思うようにした。


今、その世代の人達が一般的な企業では中間管理職となっている。
新人類達はバブル期に社会人になった為、就職戦争を知らない。
その上、その名の通り先輩達からも面倒臭がられ厳しく育てられなかった。


逆に今、社会人となってる若者達は、厳しい就職戦線を勝ち抜いてきている。
彼らは新人類達の中身のなさを簡単に見破ってしまうだろう。
かといってそれを本人達に言う訳にもいかない。
出世して追い越すのにも時間がかかる。
取り敢えずは、ジッと我慢して様子を見なければならない。


現在の日本の経済の低迷は、団塊の世代の大量退職以上に、新人類が中間管理職を演じていることが原因だと思う。
だって彼らは、きっと経営者の言っていることを理解していないだろうし、部下の言っていることも理解できていないだろう。
なぜなら、新人類と名付けた先輩達が彼らを育てることを放棄したからである。
早い世代交代が待たれる。


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