昨日、横綱白鵬が千代の富士(九重親方)が持つ歴代2位の53連勝を抜いて連勝を54に伸ばした。
不祥事の続く相撲界で一人横綱の大役を果たし、孤軍奮闘する白鵬は相撲界の救世主とも言える。


記録達成後に九重親方と対面した白鵬関は思わず「すいません」と苦笑いしたらしい。
とても外国人とは思えない感覚だ。
朝青竜は最後までモンゴル人横綱だったが、白鵬は完全に日本人になりつつあるようだ。


陸上や水泳の記録のように相手の状態に影響されない記録は良いが、相撲や野球と言った勝負事の競技の記録は比較しにくい。
イチローは昨年、日米通算安打で張本の持つ通算3085本を抜いたが、試合数の違い、投手と打者との力関係の違いから張本は未だに自分の記録は破られていないと思っている。
千代の富士の連勝記録は同じ横綱の大乃国に止められたが、白鵬は一人横綱で記録を止めそうな相手も見当たらない。
千代の富士も内心張本のように思っているかもしれない。


歴代一位の連勝記録を持つ双葉山の時代には年間2場所しかなかった為、69連勝する為に3年の期間を要している。
現在は年間6場所で、一年の内に達成が可能である。
やはり比較は難しい。


しかし、白鵬の記録更新を過小評価すべきではない。
それぞれ状況の違いはあっても54回も連続で試合に勝つなんて、いつの時代でも、どんな競技でも考えられない。
圧倒的な強さである。
もっと、もっと評価されるべきである。


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