日本国内の自動車の保有台数は約6,000万台で人口当たりで換算すると二人に一台となる。
日本では自動車の寿命は約12年。
年間需要は6,000万台÷12年=5,000万台となる。


住宅はというと、日本の世帯数は約5,000万世帯で5,000万戸強の住宅がある。
日本では平均50年で建て替えられている。
住宅の年間需要は5,000万戸÷50年=100万戸となる。


車を一人二台保有し、住宅戸数と世帯数がほぼしいのは先進国ではほぼ共通しているようだ。
住宅の建設には多量のCO2が発生する為、100年住宅、200年住宅と長寿命化がすすめられている。
住宅の長寿命化によって住宅需要は年間50万戸、25万戸と減って行く。
それに加えて少子化による人口減少で世帯数も減少する。
住宅の需要は坂道を転がるように下落していくだろう。
住宅は海外進出が困難である。
新築からリフォームへの転換が急がれる。