29日俳優のデニス・ホッパー氏が亡くなった。
今では伝説となったジェームズ・ディーンと『理由なき反抗』や『ジャイアンツ』で共演し、彼の影響を受け、当時の映画界では反逆児扱いされた。


その後、69年には自身の脚本・監督・主演で撮った『イージー・ライダー』はアメリカン・ニューシネマの代表作となり、アメリカ映画の歴史を変えた。
その作品でピーター・フォンダやジャック・ニコルソンといった名優も世に送り出した。
そして晩年は『スピード』の爆弾犯のように狂喜の悪役が多かったが、常に最前線で仕事をし続けた。


私生活では5度結婚し、5度目の奥さんとは離婚協議中だったようだ。
映画の中でも現実でも常に反逆児だった。
人の言われるがままにするのは簡単だが、体制に逆らうにはエネルギーが必要だ。
逆らえば色んな批判や攻撃が加えられる。
デニス・ホッパーの生涯は、体制に反対することがエネルギー源だったようだ。
今も天国で神様に逆らっているかもしれない。
それが彼らしい。