普天間基地の移設問題で5月末決着を約束していた鳩山首相は、福島消費者相を罷免して閣議決定を行い、ほぼ現行と同じ辺野古移転で日米共同声明に至った。


沖縄、徳之島に対して行ったように事前の説明もネゴもなく、最後の最後に至って福島大臣との話し合いを行った。
福島大臣は今まで鳩山首相を擁護する発言を繰り返していた。
しかし、鳩山首相はその気持ちを裏切ってしまった。
その反面、社民党との連立は維持したいと言っている。


昔、私がサラリーマンの頃、社員の中に『お客様を鬼に変える男』がいた。
普通の人間に見えるが、約束を守らず、問題を起こしてはお客様をクレーマーに変えた。
本人に罪の意識があるのかないのか、改心することもなく結局は退職した。


鳩山首相を見ていて思わず、『お客様を鬼に変える男』のことを思い出した。
本人に悪気はないかもしれないが、知らぬ間に関わる人を鬼に変えてしまう。
沖縄県民、徳之島の住民、社民党、国民・・・。
本人はまだ気付いておらず、首相を辞める気配はない。