大手電機メーカーのパナソニックの11年春の新卒採用計画では前年比1割増しの1,390人と景気上向きの感があるようだが、国内の採用はその内の2割(290人)しか採用せず決して喜べない。国内では4割減となる。
それもブルーカラーではなく、ホワイトカラーの話である。


安い労働者を求めて日本の製造業は工場を国外に移し、日本国内でブルーカラーの雇用機会はドンドン少なくなっていった。
それが今やホワイトカラーの仕事も海外に奪われて行っている。
日本人の採用を減らして海外採用を増やしているのはパナソニックだけではないようだ。


米ハーバード大学の今年の一年生の留学生は韓国人200人、中国人300人、日本人は一人で、同大学学長は日本がどうしたのか心配しているそうだ。
私が子供の頃受験生ブルースと言う歌が流行った。
そしてその歌を口づさみながら受験戦争をくぐり抜けて来た。
今では少子化で競争率は下がり、逆に生徒数が定員に満たず生徒の半数は推薦という大学もあるようだ。
競争が無くなった日本の大学生のレベルは低く、企業は韓国やインドといった激しい競争を勝ち抜いてきた学生を採用したい。
最近ゆとり教育が見直されつつあるようだが、ある意味気付くのが遅すぎないだろうか?