韓国の巨大企業であるサムスン電子の2009年の売り上げは10兆9千億円、営業利益は8,736憶円。
日本が世界に誇るソニーやパナソニック、東芝、日立製作所、シャープ等電機大手9社の営業利益の合計は2010年3月期見通しで6,400憶円でサムスン電子一社分の利益に届かないらしい。


日本は消費税は先進国の中でも低いが、法人税は極めて高い。
韓国の法人税率は住民税を合わせても24.2%しかない。
一方日本は40.69%でかなり違う。利益を上げても税金に持って行かれると思うと利益を上げる努力をしなくなる。逆に利益を出すのを抑える方向に力が働く。
事業仕分けで天下りや税金の浪費の実態を知らされると一層納税意欲が失われる。


サムスン電子の広告宣伝費は売り上げの3%と言われる。
売り上げが10兆円なので3,000憶円の広告宣伝費となる。
パナソニックが08年度で900憶円、トヨタがピーク時で1,000憶円と比較するとサムスン電子の広告宣伝費の多さが分かる。
法人税の値下げを考えないと日本企業の国際競争力は弱くなる一方だと思う。