私が仕事で毎月行く宮崎県では家畜のウィルス性感染症の口蹄疫が悩みと種となっている。
昨日宮崎牛の種牛を管理する県家畜改良事業団で5頭の感染が見つかり、全飼育牛308頭が処分されることになった。
同県によると、14日に口内にただれがある牛を発見し、検査の結果陽性だったと説明している。


奇妙なのは、13日から14日にかけて西都市に6頭の種牛が移動制限区域から出されていたことである。
感染力が強い口蹄疫が見つかれば、感染していようがいまいがその農場の全ての家畜が処分される。
ブランド牛の宮崎牛の種牛は貴重である。当然大事に保護しなければならない。
口蹄疫が県内で見つかった場合、貴重な種牛は直ちに数か所に分散していなければならない。
家畜の移動を規制していることは、発見の前日に移動した事を見ると理由にはならない。
東国原知事は国に対し支援を要請しているが、県の対応のまずさは否めない。


しかし、畜産農家は心配で眠れない日々を送っていることだろう。
口蹄疫ウィルスは酸に弱いらしい。PH5~6で死滅するようだ。
何か効果的な対策が早く見つかることが待たれる。