『スピードについてこられない社員は振り落とす。』
今年の年頭の挨拶で、楽天の三木谷社長が社員に言った言葉である。
その時、場内には緊張が走ったそうだ。


三木谷流のスピード経営の特徴は『十倍速』のように一ケタ上の目標を掲げる。
実際に2時間掛っていた会議を12分に短縮する「10倍速会議」を実現した。
従来は説明に掛っていた時間を取り除く為、資料は前日までに参加者に配布し、会議では質疑応答と判断を行う。それによって10倍速会議が実現する。
10倍の加速についてこられない社員とはサヨナラする。なぜなら会社が社員のスピードに合わせられないから、と三木谷社長は言う。


いつまでもマイペースでしか仕事ができない人は次々に淘汰される。
それが進歩である。
常に課題を見つけてスピードを上げる努力をしないと気付いたら誰もいなくなっているだろう。
急かせてもらえるうちが花だと気付いているだろうか?