大規模なリコール問題で米議会でバッシングを受けたトヨタ自動車の4月米新車販売台数が前年同期比24.4%増と2ヶ月連続の大幅増で回復の兆しが鮮明となった。


トヨタ方式と呼ばれるトヨタの強みは「標準化」だと言われている。
世界各地の工場で作られるトヨタの車が品質が変わらないのは「標準化」のお陰である。
だから安心して買える。
世界各国の色んな人種の人が作っても同じものができるようにマニュアルが作られる。
しかし、その国の国民性でマニュアル通りにいかないケースも出てくる。
そこでマニュアルに『改善』が施される。
『改善』と言う言葉は英語でKAIZENと言われるそうだ。


しかし、『改善』ありきではなく、『標準化』が先にあって『標準化の改善』がトヨタ方式らしい。
手先が器用で、もの作りが得意な日本では「職人技」「匠の技」がもてはやされるが、今の日本がもの作りで世界中で評価されているのは「標準化」のお陰だと思う。
みんな物を買う時に期待どうりの物を要求しているだけで、期待以上のものは要求していない。
永く壊れずに使えさえすれば十分なのである。