ピーター・ドラッカーは日本人ビジネスマン同士のお茶を飲みながらの取りとめのない話し合いについて「ビジネスの場面でお茶を飲む目的は、問題の解決を目指すのではなく、お互いを理解することにある。」と解釈している。


日本では取引先で応接間に通されると必ずお茶やコーヒーがでてくる。
そして、まずお茶を飲みながら、本題の前に天気やその時の時事ネタを話題にしてとりとめのない会話をする。
いきなり本題に入るのは余裕がなくガツガツしてるように見られる。


商談に入っても、話が途切れた時や、少し返事に困った時など会話の間を埋めるのにもお茶を飲む動作に助けられる。
湯呑みに手を伸ばしたり、戻したりする動作は緊張を和らげる効果がある。
相手が話している時にむやみに体を動かすのは失礼だが、お茶を飲むのはOKだ。
その為、何度も飲めるように少しずつ飲む。
営業で何件も訪問する時はお茶でお腹一杯になることもある。
そのせいか私は家では一切緑茶は飲まない。
家内には変人扱いされるが、家ではお茶の役割が見つからない。