ニューヨーク・ヤンキーズはエンゼルスを迎えた今季のホーム開幕戦の試合前、盛大な優勝リング贈呈式をフィールド上で開催した。
リング贈呈式の主役はヤンキーズナインではなく、今季からエンゼルスに移籍した松井だった。
ヤンキーズのスタープレーヤー一人ひとりと抱き合って、大観衆のスタンドのファンのスタンディングオベーションを受ける松井は名門ヤンキーズの歴史に名を残した。


シアトル・マリナーズのイチローは今年で大リーグでプレーして10年目を迎え、殿堂入りの条件を満たす。記録的にはもうとっくに条件を満たしていて大リーグの歴史に名を残した。


オリックス~マリナーズと優勝争いとは程遠いチームでプレーしてきたイチローはチームの勝ち負けに関わらず自分のプレーに専念してきたが、松井は巨人~ヤンキーズと名門チームで常に優勝を期待されるチームの中でフォア・ザ・チームを第一に考えてプレーしてきた。


当然、チームメートの評価は松井の方がイチローより高い。
今回の優勝リング贈呈式が象徴的だった。
二人のレジェンドが同じ時代にプレーしていたことは、きっと次の世代の人達に語り継がれるだろう。