生物には共生という現象がある。
共生する者同士の特性が違っているほど共生のメリットは大きくなる。


植物は光合成ができるので光さえあれば生活していけるが、動くことができない。
動物は食べ物を自分で作れないが、動くことができる。
この両者が一体となれば、双方のメリットは計り知れない。


ミドリゾウリムシは原生動物と緑藻クロレラが合体した生物である。
その細胞内に約500個の緑藻クロレラを共生させている宿主のミドリゾウリムシは光のあるところに移動してクロレラに光を与える。
クロレラは宿主の体内にいるので身の安全が保証される。
そのお礼に光合成生産物を宿主に分け与える。


お互いの利害が一致し、お互いがハッピーになる。
お互いの仕事をキチンとし続けることが共生のポイントである。