今春の入学者数が定員を下回る『定員割れ』となる四年制私立大学は265校で46.5%を占めたことが分かった。


逆に、定員を上回った大学は305校で6校増える一方、50%を割る大学は2校増えて31校となり、二極化が明らかになった。
定員を減らしたり、募集方法を工夫したりと経営努力をする大学としない大学との差が出ている。


少子化は今に始まったことではないが、危機感を持って対策を打つか打たないかで、明暗が分かれる。
業界のパイが減ると、全体に平均して悪くなるのではなく、一部の勝ち組と残りの負け組とに分かれ二極化する。


負け組は、『茹でガエル』に喩えられる。水の入った窯の中にカエル入れて次第に温めていくと、カエルは熱くなっているのを気づかず、気づいた時には、時既に遅しと言う話である。
傍から見ると良く分かるが、本人は気付かないものだ。
確かに、茹でガエルを、最近良く見かける。