宮里藍は、米ツアー・エビアン・マスターズの最終日、通産14アンダーで並んだソフィー・グスタフソンとのフレーオフを制し、米ツアー初優勝を飾った。


米ツアーに挑戦して4年目にして初の悲願達成となった。


高校3年の時に日本ツアーで初優勝し、翌年には獲得賞金1億円を突破し、国内では敵なしの状態で渡米してから4年。
決して遠回りではなかった、これが私の優勝への道だった、と。


今や、ゴルフ界は石川遼一色である。
全英オープンの初日に同じ組でプレーしたタイガーウッズを上回るスコアで回った遼君に、ひょっとしたらひょっとするかも、とあらぬ期待をしたりもした。


しかし、世界はそんなに甘くない。大きなスランプを乗り越えたプレーヤーこそが、本当の頂点に立てるのがプロ世界だと思う。
我々は遼君の好成績に浮かれて、本当のプロの仕事を見過ごしているかもしれない。