21世紀最長となる皆既日食が見れるはずの悪石島を含むトカラ列島では、その瞬間無情の雨に見舞われた。部分日食の鹿児島もその時間は曇り時々の雨だった。


国内46年ぶりの天体ショーも自然の力には勝てなかったが、食が増すに従って次第に暗くなって行く時には、さすがに気分は宇宙に飛んでいた。


高いツアー代金と抽選の当たりくじを引く強運と有給休暇を使って悪石島を訪れたツアー客は残念だけど、26年後の次回の皆既日食を楽しみにして、現実の世界に戻って来て欲しい。


26年待てない人には、2012年5月21日に月の周りにはみ出した太陽がリング状に輝く金環日食が又見られるようだ。


忙しい日本人も昨日一日は、皆既日食のお陰で地球を宇宙から眺められた人も多かった気がする。気付かないうちに進行している温暖化と言う名の環境破壊にもっと目を向けるきっかけになればと思う。