2006年に福岡市で発生した飲酒運転による幼児3人を死亡させた元福岡市職員の今林被告に対する福岡高裁の控訴審判決がでた。


懲役7年6か月の一審判決を棄却し、危険運転罪を適用し、懲役20年を言い渡した。


この事件はあまりにも悪質で、飲酒運転根絶の世論を高め、道交法改正による罰則引き上げや飲酒運転への同乗罪新設などのきっかけとなった事件だった。


飲酒などによる危険な運転撲滅が求められていた社会情勢を考慮すると厳しい非難を逃れられない、との裁判長の言葉にあるように厳罰を求める世論に配慮した判決だった。


被害者家族の気持ちを考えると懲役20年でも納得できないだろうが、一審判決があまりにも緩かったので納得されていたようだ。


この判決が、今後少しでも飲酒運転に対する歯止めとなって欲しい。