バンクーバー五輪が今日閉幕する。
昨日大分のホテルで朝食を食べながら女子団体追い抜きの決勝を見ることができた。
途中ドイツに1秒以上の差をつけ、金メダルがイケたかと思ったが0.02秒差で敗れてしまった。
それでも女子スピードスケートでは歴代最高位の銀メダルは素晴らしい。


金メダルを取ったドイツチームは準決勝のゴール前で最後尾の選手が転倒するアクシデントがあったが、転倒しながらもゴールし決勝進出を果たしていた。
あの時点ですでにドイツチームは勝利の女神に愛されていたようだ。


どの種目でもオリンピックの決勝に残る選手の実力に大差はない。
運に左右される部分が大きい。
上村愛子しかり、金メダルを取れる実力は十分にありながら最後に勝利の女神に手を差し伸べてもらえなかった。
つらい練習を重ねているのはどの選手も同じだろうが、貰えるメダルの色は違う。
メダルをもらえるだけ良い。貰えない方が多い。
選手たちの日々の努力は知らずに、オリンピックの時期になると『にわか評論家』が街にあふれる。知ったかぶりして選手の欠点を指摘する。それが又楽しい。
そして、その楽しい五輪も今日で閉幕する。少し寂しい気がする。