先週後半、「平成24年度年次経済財政報告(PDF版の目次リンクを張りますが全部読むとものすごく長いです)」という資料が内閣府から発表されました。
 この中には日本の景気、東北の復興、今後の人口減少と財政について書かれています。
 その中の財政については国債の保有状況から日本の財政リスクは顕在化しない事が書かれ、投資貯蓄のバランスについても触れています。
 日本全体でみれば家計は「お金の不安」で述べたような原因から」貯蓄超過となっており、6月末に発表された他の統計資料からは1世帯あたり1664万円貯蓄しているということになっています。
 さらに貯蓄平均の内訳は60歳以上の世帯が30歳未満の世帯の7.6倍の貯蓄があるという偏りのある数字が出ており、更にはネットで買い物が増えてからお金の流れも東京に1極化しているため、地方ではお金が吸い取られ痩せて行く構造が浮き彫りになっています。
 現状はすぐに変わるものではありませんから、若いまたは、地方に住む方の場合のお金の使い方や生活の仕方が東京の方々の年収や貯蓄を基準にマスコミを通して提案されるライフスタイルと全く違う物になりつつある事が予想されます。