お金の不安は将来の先行きが見えない時、言い換えると、お金をどう運用して使っていけば良いのかメドが立たない時に起きます。
 
 世の中全体からみると先進国といわれている国は世界中不景気で、BRICS(ブリックス)と呼ばれる新興国でも最近は以前と比べて経済成長が鈍化しています。
 こんな世界の中で日本はどのような状況か?といえば長らくデフレに見舞われ、企業は人件費の削減を行ってきたため、給与も削減され、従業員の家計では可処分所得が低下してきました。
 可処分所得の低下により各家庭では節約を迫られて対応してきましたが、原料の高騰から商品価格への転嫁が行われた値上げや保険料の増額でさらに『使えるお金』が減って行き、医療技術は進歩して入院期間が短くなっても医療費が高くなるデータが出されれば、高齢になった時の医療費も貯めないといけない、更に起こるかもわからないギリシャのような話を聞くと日本でも起きるのではないか?その時のお金は大丈夫?といった悪循環を起こすことになりました。
 これが今の日本の各家庭の状態です。
 
 お金の不安をなくすための現実的な対処法は、今の収入の範囲内で使えるお金を増やすことで一つ一つ将来へのメドをつけて行くことです。
 使えるお金を増やすためには「今までの生活と同じ効果のある安い物に買い替えて使用する」か、「お金を使う考え方を変えて生活のスタイルを変える」かの2つになります。